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小説を投稿します。
濃厚ファンタジー小説です。
内容は、「つづきはこちら」からごらんください。
CHILDREN OF GROUND
第1章 沈黙の森
:プロローグ
第1章 沈黙の森
:プロローグ
《沈黙の森》と呼ばれる森がある。
《沈黙の森》は、ボスク地方南西に位置する盆地とその近辺の山々を、満遍なく覆い隠している。一見は、普通の森と変わらない。背の高い木が茂り、草花が根を張り、澄んだ渓流もある。だが、そこに住まうのは、ただの獣ではない。異形の姿と凶悪な力を秘めた、人智を超えた生き物―― 《森》は、古の魔物達の巣窟だ。まさしく魔の森であり、踏み入れてはならない禁忌の地なのである。
それでも《森》は旅人を惹きつけてやまない。《沈黙の森》にまつわる、あるひとつの伝説が語り継がれている。妖の潜む森の最奥には、秘宝が隠されているという。その秘宝は《沈黙の石》と呼ばれ、強力な魔力を秘め、手にするものに永遠の力を授けるという。伝説の宝を求めて、あるいは伝説の真偽を確かめようと森に入っていく旅人は長い年月を経てなお、絶えることはない。しかし、誰一人とて無事に戻った者はいない。
その森の中、日が落ち薄暗い闇が辺りを覆おうとしているとき、けたたましい獣の鳴き声が響く一角があった。
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